中・遠赤外線透過フィルタ
2021/08/02
中・遠赤外線フィルタは、中赤外線(3~8μm)から遠赤外線(8~15μm)の光を透過するフィルタです。
3~6μmの光は主にガス検知や赤外線ヒーター等によく用いられます。また、8~15μm帯では人の体温によって発する光を検出することで、サーモグラフィや赤外線カメラ等に用いられます。
3~15μm帯になりますと、ガラスや樹脂などは光を透過しないため、Si(シリコン)やGe(ゲルマニウム)、カルコゲナイドガラスのような材料を基板として用います。
【特徴】
1. 中・遠赤外線の広帯域で透過率・反射率を制御
2. 窓材の透過率向上
3. ノイズ原因となる不要光のカット
4. 温度計測に用いるセンサ・カメラのフィルタに最適
【用途】
・ サーモグラフィ、温度センサ
・ 人感カメラ、赤外線カメラ、夜間監視カメラ
・ ガス検知フィルタ
・ 各種センサー(赤外線センシング等)